裁判所事務官の予備校・通信講座の選び方|比べる5つのポイント

裁判所事務官の予備校・通信講座の選び方を解説する記事のアイキャッチ

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『裁判所事務官を目指すなら、予備校に通った方がいいのかな』と迷っている方も多いですよね。公務員講座はたくさんあって、何を基準に選べばいいのか分かりにくいものです。

結論から言うと、裁判所事務官の予備校や通信講座は「自分の残り期間」と「法律を学んだ経験」で要るかどうかを決めるのがおすすめです。選ぶ時は、5つのポイントで比べてみてください。

この記事を読めば、独学・通信・通学のどれが自分に合うか、講座を比べる時にどこを見ればいいかが分かります。

目次

裁判所事務官に予備校は必要?

先に結論

予備校に通わないと受からない試験ではありません。公式のQ&Aでも、細かな専門知識より基本的な知識や理解を重視していると説明されています。ただ、法律を初めて学ぶ人や、勉強の時間が限られている人には、講座が助けになる場面が多いです。

『予備校に行かないと、合格は難しいのでは』と不安になりますよね。

裁判所事務官の採用試験は、法学部でなくても受けられます。公式のQ&Aでは、法学部のほか、経済・文・教育・理学部など、いろいろな学部の出身者が活躍していると紹介されています。

つまり、独学で準備する人もいれば、講座を使う人もいる試験なんです。

講座が助けになりやすいのはこんな時

一方で、裁判所事務官の試験には、独学だと時間がかかりやすいところもあります。

試験の特徴独学で困りやすいこと講座で補えること
専門試験は憲法・民法が必須法律の用語や考え方に慣れるまで時間がかかる講義で基本の筋道を先に聞ける
論文試験(小論文)が1題ある自分の答案の良し悪しが分からない添削で直すところが分かる
人物試験の配点比率が8/20面接の練習相手がいない模擬面接で話し方を確かめられる
令和7年度から専門試験の形が変わった古い情報と新しい情報が混ざる新しい形に合った教材を使える

この表で「困りやすいこと」に当てはまるものが多いほど、講座を使うメリットは大きくなります。

講座を使うメリットと気をつけたいこと

講座を使うかどうかは、良いところと気をつけたいところを並べて考えると決めやすくなります。

講座を使うメリット
  • 法律科目の筋道を講義で先に聞ける
  • 論文の添削や面接の練習の場がある
  • 勉強の順番を自分で考える手間が減る
気をつけたいこと
  • 費用がかかる
  • 決まった予定に合わせる必要がある
  • 自分に合わないペースだと続きにくい

講座を選ぶ前に、試験の全体を知っておこう

講座を比べる前に、何に備える試験なのかを押さえておくと、案内の中身を読みやすくなります。

種目(一般職・大卒程度)中身配点比率
基礎能力試験知能分野24題・知識分野6題、2時間20分5/20
専門試験憲法・民法が必須、行政法・刑法・経済理論から1科目、1時間30分5/20
論文試験(小論文)1題・1時間2/20
人物試験(個別面接)人柄・資質・能力8/20

講座の案内に、この4つのうちどこまで含まれているかを見ていくのが、比べる時の基本になります。科目の詳しい中身は裁判所事務官の試験内容で書いています。

残り期間と学習経験で選ぶ「独学・通信・通学」判断表

先に結論

法律を学んだ経験があり、試験まで時間に余裕があるなら独学から始めやすいです。法律が初めてで時間が限られているほど、通信や通学の講座を検討する価値が高くなります。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

予備校が要るかどうかは、人によって答えが変わります。そこで、「試験までの残り期間」と「法律を学んだ経験」の2つで考える判断表を作ってみました。

あなたの状況法律を学んだ経験がある法律は初めて
試験まで1年以上ある独学から始め、論文と面接だけ外の力を借りる独学か通信。法律科目でつまずいたら講座を足す
試験まで半年から1年独学か通信。演習量と面接対策を重視する通信か通学。法律科目の講義を早めに受ける
試験まで半年を切っている通信で論文添削と面接練習を中心に使う通学か通信で、勉強の順番ごと任せる

例えば、大学2年生で法学部の人なら、まずは独学で憲法・民法を進め、論文と面接の時期に講座を足す、という使い方ができます。

一方、社会人で法律が初めての人は、勉強の時間が限られますよね。講義で筋道を先に聞いた方が、遠回りになりにくいです。

独学・通信・通学の違い

3つの違いも、ざっくり並べておきます。

学び方向いている人気をつけたいこと
独学自分で計画を立てて続けられる人論文や面接を見てもらう相手を別に探す
通信(オンライン)学校や仕事の合間に自分のペースで学びたい人質問のしかたと、続ける仕組みを確かめる
通学決まった時間に教室で学ぶ方が続く人通える距離に教室があるかを確かめる

『通信だと、途中でやめてしまいそう』という方もいるはずです。

その場合は、通学や、通信でも質問や面談の機会がある講座を選ぶと続けやすくなります。独学の進め方は裁判所事務官は独学で受かる?で詳しく書いています。

立場別に考えると、こうなりやすい

判断表を、立場ごとに言いかえてみます。

立場別の考え方
  • 大学1〜2年生: 時間に余裕があるので、独学で始めて途中で講座を足す方法も取りやすい
  • 大学3年生: 申込みまでの時間を数え、法律が初めてなら講義のある講座を早めに検討する
  • 社会人: 平日の時間が限られるので、通信や夜・週末の講座で続けやすさを優先する
  • 高校生: 高卒者区分は専門試験がないので、基礎能力試験と作文、面接の対策が中心になる

特に高校生の方は、大卒程度区分と試験の中身がまったく違います。令和8年度の高卒者区分は、基礎能力試験・作文試験・人物試験でした。

講座を選ぶ時も、高校生向けのコースかどうかを見ておきましょう。

残り期間と法律の学習経験から独学・通信・通学を選ぶ判断表の図解

予備校・通信講座を比べる5つのポイント

先に結論

講座を比べる時は、次の5つを見ましょう。「今の試験の形に合っているか」「質問できるか」「論文の添削があるか」「面接の練習ができるか」「通い方と費用が自分に合うか」です。

講座の案内を見ると、どれも良さそうに見えて迷いますよね。

ここでは、裁判所事務官の試験の特徴に合わせて、比べる5つのポイントを紹介します。

ポイント1 今の試験の形に合った教材か

裁判所事務官の試験は、令和7年度から一般職(大卒程度区分)の専門試験の形が変わりました。

憲法の記述式がなくなり、すべて多肢選択式になりました。あわせて、憲法は7題から10題、民法は13題から10題に変わり、選択科目に行政法が加わっています。

教材やカリキュラムが、この新しい形に合っているかを確かめておきましょう。くわしくは専門記述(憲法)の変更点で解説しています。

例えば、資料に「行政法・刑法・経済理論の講義あり」「令和7年度からの出題に対応」と書かれていれば安心材料になります。

逆に、選択科目が刑法と経済理論だけなら、古い形のままの可能性があります。

ポイント2 分からない時に質問できるか

法律科目は、1つの疑問で手が止まってしまうことがよくあります。

質問できる方法(教室で直接、オンライン、メールなど)と、回答までの流れを確かめておくと安心です。

ポイント3 論文試験の添削があるか

一般職(大卒程度区分)の論文試験は、1題を1時間で書きます。配点比率は2/20ですが、下限の得点がある種目です。

自分で書いた答案を見てもらえるかどうかで、仕上がりは大きく変わります。添削があるか、何回まで出せるかを確かめておきましょう。

ポイント4 面接の練習ができるか

人物試験は個別面接で、配点比率は8/20です。4つの種目の中で一番大きいんです。

公式のQ&Aでは、人物試験は専門知識を問うものではないと説明されています。だからこそ、志望動機や自分の経験を話す練習の場があるかは、大切なポイントです。

ポイント5 通い方と費用が自分に合っているか

通学なら教室の場所と時間、通信なら受講できる期間と方法を確かめましょう。

費用は、講座ごとに中身が違うので、金額だけで比べるのはおすすめしません。何が含まれているか(教材・添削・面接練習・模試など)を並べて比べると、違いが見えてきます。

予備校・通信講座を比べる5つのポイントの図解
講座を比べる5つのチェック
  • 令和7年度からの専門試験の形に合った教材か
  • 分からない時に質問できる方法があるか
  • 論文試験の答案を添削してもらえるか
  • 人物試験に向けた面接の練習ができるか
  • 通い方・受講期間・費用の中身が自分に合っているか

資料請求・説明会で確かめたいこと

先に結論

資料請求や説明会では、「裁判所事務官の試験に対応できるか」を具体的に聞くのがコツです。専用のコースが無くても、教養・専門対策のコースで科目をカバーできる場合があります。

講座の案内に「裁判所事務官」と書かれていないと、使えないのかなと思いますよね。

公務員講座は、国家一般職や地方公務員など、いくつもの試験をまとめて対策するコースが多いです。裁判所事務官の科目と重なる部分があれば、そのコースで対応できることもあります。

ただ、裁判所事務官の試験には、ほかの試験と違うところもあります。そこを資料請求や説明会で確かめておきましょう。

資料請求から申込みまでの進め方
  1. 気になる講座の資料を取り寄せる
  2. 裁判所事務官の科目(憲法・民法と選択科目)に対応しているかを確かめる
  3. 説明会や無料体験で、教え方や教室の雰囲気を見る
  4. 論文添削と面接練習の回数や方法を聞く
  5. 自分の残り期間に合うかを考えて決める

講座を使い始める時期の考え方

講座は、早く始めればいいというものでもありません。自分がつまずきそうな時期に合わせて使うと、ムダが少なくなります。

時期講座が役立ちやすいこと
勉強を始めたころ法律科目の基本の講義を聞く
申込みのころ(令和8年度は3月から4月)論文の答案を添削してもらう
第1次試験の前本番と同じ時間で通して解く練習をする
第1次試験の後(令和8年度は5月9日の後)面接の練習を重ねる

『全部の時期で講座を使うのは、お金も時間もかかりそう』という方は、自分が苦手な時期だけ使う考え方もありますよ。

説明会で聞いてみたい質問の例

説明会では、遠慮せずに聞いてみてください。例えば、こんな聞き方ができます。

「裁判所事務官の一般職(大卒程度区分)を受けたいのですが、このコースで専門試験の科目はカバーできますか?」
「選択科目に行政法が加わったと聞きました。行政法の講義はありますか?」

ほかにも、次のような質問が役に立ちます。

聞きたいこと聞く理由
令和7年度からの試験の変更に対応しているか古い形のままの教材を避けるため
論文の添削は何回まで出せるか1時間で1題を書く練習を重ねるため
面接の練習はできるか配点の大きい人物試験に備えるため
途中で通学と通信を切り替えられるか予定が変わった時に続けやすくするため
よくある失敗

講座の名前だけを見て、裁判所事務官の科目に対応しているかを確かめずに申し込むことです。選択科目や論文・面接の対策がどこまで入っているかは、申し込む前に確かめておきましょう。

資格スクール大栄の公務員講座という選択肢

先に結論

資格スクール大栄には、高校生・大学生・社会人向けの公務員講座があります。全国に教室があり、資料請求や無料体験・説明会の予約ができます。

講座の候補の1つとして、資格スクール大栄の公務員講座を紹介します。運営は株式会社リンクアカデミーです。

公式ページでは、高校生向け・大学生向け・社会人向けのコースが用意されています。「国家公務員・県庁・市役所 教養・専門対策コース」のように、国家公務員一般職などを対象にしたコースもあります。

『裁判所事務官のコースはあるの?』と気になりますよね。

裁判所事務官専用のコースは、公式ページでは確認できませんでした。教養・専門対策のコースで裁判所事務官の科目に対応できるかを、資料請求や説明会で確かめてみてください。

確かめたいこと資格スクール大栄の公式ページで分かること
対象高校生・大学生・社会人向けのコースがある
コースの例国家公務員・県庁・市役所 教養・専門対策コース など
学ぶ場所全国に教室がある
申込みの前にできること資料請求、無料体験・説明会の予約

全国に教室があるので、通学で学びたい方は近くの教室があるかも見ておきましょう。説明会や無料体験で、教室の雰囲気や教え方が自分に合うかを確かめてから決めると安心です。

資料請求をしたら、この記事の「比べる5つのポイント」に沿って中身を見てみてください。

「行政法の講義はあるか」「論文の添削はあるか」「面接の練習はできるか」の3つが分かるだけでも、自分に合うかどうかの判断がしやすくなりますよ。

資格スクール大栄 公務員講座(公式)

裁判所事務官ガイド

公務員試験の講座を資料請求で比べてみる

法律科目をゼロから学ぶ、論文を添削してもらう、面接の練習をする。独学で不安な部分だけでも講座を使うと準備が進めやすくなります。まずは資料請求で、コースの内容と受講スタイルを確かめてみましょう。

無料資格スクール大栄の公務員講座を見る

講座の内容・料金は公式サイトで最新情報を確認してください。

裁判所事務官の予備校選びでよくある相談

受験生からよく寄せられる相談を、公式の情報で答えられる範囲で紹介します。

相談1 予備校に通わないと合格は難しい?

『自分の学力で、独学で受かるのか不安』という相談です。

結論から言うと、予備校に通うことは受験の条件ではありません。公式のQ&Aでは、細かな専門知識より基本的な知識や理解を重視していると説明されています。

ただ、法律科目が初めてで時間が限られているなら、講座を使う方が早く進むこともあります。この記事の判断表で、自分の状況を当てはめてみてください。

相談2 予備校に通っている受験生はどれくらいいる?

『周りはみんな予備校に通っているのでは』と気になる方もいますよね。

予備校に通う受験生の割合は、公式では公表されていません。人の数より、自分にとって何が足りないかで考える方が、後悔しにくいです。

例えば、法律科目は独学で進められるけれど面接の練習相手がいない、という人なら、面接対策だけ外の力を借りる方法もあります。

「みんなが通っているから自分も」と決めるより、「論文を見てもらう相手がいないから講座を使う」のように理由をはっきりさせておきましょう。そうすると、講座を選ぶ時の基準もぶれにくくなります。

相談3 社会人から裁判所事務官に転職したい。どう準備すればいい?

『仕事をしながら目指したいけれど、何から始めればいいのか』という相談も多く読まれています。

まずは年齢の条件を確かめましょう。公式のQ&Aでは、実施年度の4月1日に21歳以上30歳未満なら、学歴に関係なく大卒程度区分を受けられると説明されています。

また、採用試験とは別に「社会人経験者選考採用」という道もあります。民間企業や官公庁などで一定期間以上の正社員・正規職員の経験がある人を、裁判所ごとの選考で採用する制度です。

なり方の全体の流れは裁判所事務官になるにはで4つのステップに分けて書いています。

仕事と両立する場合は、勉強の時間が限られます。通信講座や、夜や週末に通える教室を選ぶと続けやすいですよ。

相談4 論文試験まで2週間。今から講座を使う意味はある?

『論文の対策がほとんどできていないけど、間に合うのか』という相談です。

論文試験は1題を1時間で書く試験で、配点比率は2/20です。残り2週間でも、答案を何本か書いて見てもらえれば、直すところははっきりします。

講座によっては、論文添削だけを使える場合もあります。すぐに使えるかどうかは、資料請求や問い合わせで確かめてみてください。

よくある質問

裁判所事務官の試験対策に、予備校と通信講座のどちらがいいですか?

どちらが正解ということはありません。決まった時間に教室で学ぶ方が続く人は通学、学校や仕事の合間に自分のペースで学びたい人は通信が向いています。法律科目の講義、論文添削、面接練習が含まれているかで比べてみてください。

公務員講座に「裁判所事務官」のコースが無い場合はどうすればいいですか?

国家一般職などを対象にした教養・専門対策のコースで、裁判所事務官の科目をカバーできる場合があります。資料請求や説明会で、専門試験の科目(憲法・民法と選択科目)への対応を確かめてみてください。

講座を選ぶ時に一番気をつけたいことは何ですか?

令和7年度からの試験の変更に合った教材かどうかです。一般職(大卒程度区分)の専門試験は、憲法の記述式がなくなり、選択科目に行政法が加わりました。

面接対策だけ講座を使うこともできますか?

講座によって違うので、資料請求や説明会で確かめてみてください。人物試験は配点比率が8/20と大きいので、面接の練習の場を確保しておく価値は高いです。

まとめ

この記事の要点
  • 裁判所事務官の試験は、予備校に通わないと受からない試験ではない
  • 独学・通信・通学は「残り期間」と「法律の学習経験」で選ぶ
  • 講座は「試験の形・質問・論文添削・面接練習・通い方と費用」の5つで比べる
  • 専用コースが無くても、教養・専門対策のコースで対応できるか確かめる
  • 資料請求や説明会で、令和7年度からの変更への対応を聞いておく
裁判所事務官ガイド

裁判所事務官ガイド 編集部

裁判所事務官の仕事内容・なり方・採用試験の日程や科目・倍率、書記官へのキャリア、勉強法と講座の選び方を、裁判所の公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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