裁判所事務官の試験日と出願|申込みの流れと例年のスケジュール

裁判所事務官の試験日と出願の流れを解説する記事のアイキャッチ

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『裁判所事務官の試験日っていつ?申込みはもう始まってる?』と焦って調べている方も多いですよね。区分ごとに日程が違うので、ほかの試験の日付と混ざってしまいがちです。

結論から言うと、令和8年度の受験案内では、一般職(大卒程度区分)と総合職の第1次試験は5月9日(土)でした。一般職(高卒者区分)は9月13日(日)です。

この記事を読めば、区分ごとの試験日と出願の手順、そして申込みから最終合格までに何をすればいいかが一度に分かります。

目次

令和8年度の裁判所事務官の試験日

先に結論

大卒程度の申込受付は3月13日(金)10時から4月6日(月)まで、第1次試験は5月9日(土)でした。高卒者区分は申込みが7月、試験が9月と、時期がまったく違います。日程は毎年変わるので、最新は公式の受験案内で確認してください。

『大卒と高卒で、こんなに時期が違うの?』と驚く方もいるはずです。

まずは、自分が受ける区分の日程を1つ選んで見てみましょう。

一般職(大卒程度区分)の日程

大学生や社会人の多くが受けるのが、一般職(大卒程度区分)です。

段階令和8年度の日程
申込受付3月13日(金)10時から4月6日(月)
第1次試験(基礎能力・専門)5月9日(土)
第2次試験の論文試験5月9日(土)(第1次試験の日に実施)
第1次合格発表5月28日(木)
第2次試験の人物試験6月8日(月)から7月3日(金)
最終合格発表7月9日(木)

一般職(大卒程度区分)は、論文試験も第1次試験の日に受けます。筆記は5月9日の1日で終わり、そのあとは人物試験だけ、という流れです。

総合職(院卒者区分・大卒程度区分)の日程

総合職は、第3次試験まであるぶん、最終合格発表が遅くなります。

段階令和8年度の日程
申込受付3月13日(金)10時から4月6日(月)
第1次試験5月9日(土)
第1次合格発表5月28日(木)
第2次試験(筆記)6月6日(土)
第2次試験(人物)6月8日(月)から6月19日(金)
第2次合格発表7月2日(木)
第3次試験7月13日(月)から14日(火)、東京都
最終合格発表7月29日(水)

総合職の申込時に特例を希望すると、一般職(大卒程度区分)の受験者としても合否判定を受けられます。特例の希望は、申込みの後に変えられません。

一般職(高卒者区分)の日程

高校生や、高校を卒業して間もない方が受けるのが、一般職(高卒者区分)です。

段階令和8年度の日程
申込受付7月1日(水)10時から7月10日(金)
第1次試験9月13日(日)
第1次合格発表10月6日(火)
第2次試験(人物)10月16日(金)から10月29日(木)
最終合格発表11月13日(金)

申込期間は10日間ほどと短めです。夏休み前の時期なので、学校の予定と合わせて早めに準備しておきましょう。

『子どもが受けたいと言っているけど、何を手伝えばいいの?』というご家族の方もいるはずです。

高卒者区分の第1次試験は、基礎能力試験(知能分野24題・知識分野21題、1時間40分)と作文試験(50分)でした。申込みはインターネットのみなので、申込期間の中で一緒に画面を確かめてあげると安心です。

第2次試験の人物試験は、希望勤務地を管轄する高裁の管轄区域内で行われます。会場までの移動の計画も、早めに家族で話しておきましょう。

試験日と一緒に受験資格も確認しておく

日程を調べたら、受験資格もその場で確かめておくと安心です。

区分令和8年度の受験資格の目安
一般職・総合職(大卒程度)平成8年4月2日から平成17年4月1日生まれ(学歴不問)など
総合職(院卒者)平成8年4月2日以降生まれで、大学院修士課程などを修了(見込み)
一般職(高卒者)令和8年4月1日に高校卒業後2年を経過していない人と、令和9年3月までに卒業見込みの人など

公式のQ&Aでは、実施年度の4月1日に21歳以上30歳未満なら、学歴に関係なく大卒程度区分を受けられると説明されています。

『年齢がぎりぎりかも』という方は、申込みの前に生年月日の条件を一度確かめておきましょう。

令和8年度の大卒程度と高卒者区分の試験日の流れを並べた図解

裁判所事務官の出願(申込み)の流れ

先に結論

裁判所事務官の出願はインターネットのみで、「事前登録」と「申込受付」の2段階です。事前登録だけでは申込みは終わっていないので、最後まで手続きを進めましょう。

出願の手続きでつまずく人は、意外と多いんです。

特に多いのが、事前登録を済ませただけで申込みが終わったと思ってしまうケースです。

出願の手順
  1. 受験案内を読み、受ける試験の種類と区分を決める
  2. 希望する勤務地(高等裁判所)と試験地を決める
  3. 採用試験申込みサイトで事前登録をする
  4. 申込受付の期間内に、申込みを最後まで済ませる
  5. 期限までに顔写真をアップロードする
  6. 受験票をスマートフォンに保存しておく
スマートフォンと受験案内を見ながら出願の準備をしている手元の写真

採用試験申込みサイトは、裁判所の公式サイトから入れます。

裁判所 採用試験申込みサイト

申込みの後は変えられないこと

申込みの後は、次の4つを変えられません。申込みボタンを押す前に、もう一度見直しておきましょう。

変えられないこと申込み前に考えておきたいこと
試験の種類総合職か一般職か
特例希望の有無総合職で一般職の合否判定も受けるか
希望する高等裁判所働きたい地域はどこか
試験地当日どこで受けるのが通いやすいか

『試験の種類を間違えて申し込んでしまった』という声も見かけます。申込みの後は変えられないので、送信前の確認に時間をかけてください。

顔写真と受験票で気をつけたいこと

顔写真のアップロードは、申込みの後に行います。令和8年度の大卒程度区分では、4月17日(金)までが期限でした。

申込みを済ませてほっとして、写真の登録を後回しにしてしまう人もいます。申込みと同じ日に写真まで済ませてしまうのがおすすめです。

受験票は、スマートフォンに保存して試験の日に提示します。当日は電池が切れないように、前の晩に充電しておきましょう。

希望勤務地と試験地は別のもの

ここは混同しやすいところです。

希望勤務地は、採用されたら働きたい地域のことです。採用は高等裁判所の管轄区域ごとに行われ、高等裁判所は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡の8つです。

一方、第1次試験と第2次試験の筆記試験の試験地は、希望勤務地に関係なく全国から選べます。ただし、第2次の人物試験は、希望勤務地を管轄する高裁の管轄区域内で受けます。

例えば、東京の大学に通っていて、地元の大阪で働きたい人を考えてみましょう。

「筆記は東京で受けて、面接は大阪で受ける、ということですか?」
「そうです。人物試験は希望勤務地を管轄する大阪高裁の管轄区域内になります」

このように、筆記と面接で受ける場所が変わることもあるんです。

申込みから最終合格までのやることチェックリスト

先に結論

大卒程度区分なら、申込みの前、申込期間、写真の期限、第1次試験の前日、第1次合格発表の後の5つの節目でやることを決めておくと、手続きの漏れを防げます。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

試験の日付を知っていても、その間にやる手続きを忘れてしまうと受験できなくなることもあります。令和8年度の一般職(大卒程度区分)を例に、時期ごとのやることを並べてみました。

時期(令和8年度の例)やること忘れた時に困ること
申込受付の前受験案内を読み、区分・希望勤務地・試験地を決める申込後に変更できない
3月13日から4月6日事前登録と申込みを最後まで済ませる事前登録だけでは未完了
4月17日まで顔写真をアップロードする受験案内で決められた手続きが済まない
5月9日の前日まで受験票をスマートフォンに保存し、会場までの道を確認する当日に受験票を出せない
5月28日の後合格を確認し、人物試験の準備と案内の確認をする面接の準備が間に合わない

申込みの前にやること

申込みの前のチェック
  • 受験資格(生年月日や学歴の条件)を満たしているか確かめた
  • 総合職か一般職か、受ける試験の種類を決めた
  • 総合職なら特例を希望するかを決めた
  • 希望する勤務地(高等裁判所)を決めた
  • 試験地を決めた

申込みの後から試験日までにやること

申込みの後のチェック
  • 申込受付が終わったことを画面で確かめた
  • 顔写真を期限までにアップロードした
  • 受験票をスマートフォンに保存した
  • 六法など持ち込めない物を確かめた
  • 試験会場までの行き方と時間を確かめた

『受験票って紙に印刷しなくていいの?』と不安になる方もいるはずです。

令和8年度の受験案内では、受験票はスマートフォンに保存して提示する形でした。案内の書き方は年度で変わることがあるので、自分の年度の受験案内で確認しておきましょう。

第1次合格発表の後にやること

令和8年度の一般職(大卒程度区分)では、第1次合格発表が5月28日(木)、人物試験が6月8日(月)からでした。

発表から面接までは、思っているより時間がありません。面接で話す材料は、筆記の勉強と並行して少しずつ作っておくと慌てずに済みます。

第1次合格発表の後のチェック
  • 合格を公式の発表で確かめた
  • 人物試験の日時と場所の案内を確かめた
  • 志望動機と自分の経験を書き出した
  • 裁判所事務官の仕事内容を確かめた
  • 面接の練習を一度はした
よくある失敗

申込受付の最終日にまとめて手続きしようとして、入力や写真の準備に手間取ることです。事前登録と申込みは、期間の早いうちに済ませておくと安心です。

申込みから最終合格までの節目ごとのやることチェックリストの図解

併願と日程の考え方

先に結論

裁判所事務官の採用試験は、人事院の国家公務員採用試験とは別に、裁判所が独立して行っています。併願する時は、それぞれの受験案内で日程を確かめ、人物試験の期間が重ならないかを見ておきましょう。

裁判所事務官と国家一般職、地方公務員などを併願する方も多いですよね。

裁判所事務官の採用試験は人事院の試験とは別なので、申込みも試験日もそれぞれ違います。国家一般職との違いは国家一般職と裁判所事務官の違いで詳しく書いています。

日程を重ねて見る時のポイント

併願する時は、自分のカレンダーに全部の試験の日付を書き込んでみてください。

見ておきたいこと理由
申込期間試験ごとに受付の時期が違う
第1次試験の日同じ日だと片方しか受けられない
人物試験の期間期間の中で面接日が決まるので、重なりに注意する
合格発表の日次の試験の準備を始める時期の目安になる

例えば、令和8年度の一般職(大卒程度区分)の人物試験は、6月8日(月)から7月3日(金)の長い期間でした。

この期間の中で、ほかの試験の日程とぶつかることもあります。日程が重なった時の対応は、裁判所の受験案内や、届いた案内に書かれた連絡先で確かめるのが確実です。

総合職と一般職の日程を両方考えるなら

総合職を特例ありで受ける場合は、総合職の日程で試験を受けます。総合職の各試験の種目を全部有効に受けることが、特例が使われる条件です。

つまり、6月6日(土)の第2次試験(筆記)や、7月13日(月)からの第3次試験まで予定に入れておく必要があります(令和8年度の例)。併願の予定と重ならないか、早めに確かめておきましょう。

2022年からの試験の結果も見ておく

試験日を調べるついでに、過去の試験の結果も見ておくと、準備の目安になります。

公式の「試験の実施結果」には、2022年(令和4年度)からの数字も載っています。一般職(裁判所事務官、大卒程度区分)の全国合計は次のとおりです。

年度申込者数最終合格者倍率
令和4年度(2022年)11,4541,5885.5
令和7年度(2025年)10,7392,1354.2
令和8年度(2026年)9,9111,8214.5

倍率は「第1次試験の有効受験者数÷最終合格者数」です。倍率の読み方は裁判所事務官試験とはで詳しく書いています。

最終合格の後のスケジュール

先に結論

最終合格者は採用候補者名簿に載り、高裁からの推薦、採用の意向照会を経て内定に進みます。採用は原則として翌年の4月1日です。

試験日だけでなく、合格した後の流れも知っておくと安心ですよね。

段階中身
名簿への記載試験の種類ごと・高裁の管轄区域ごとの採用候補者名簿に、点数の高い順で載る
推薦高裁が希望勤務地や成績などを見て、原則として第一希望の勤務地を管轄する裁判所に推薦する
意向照会推薦を受けた裁判所から、採用の意向を聞かれる(面接がある場合も)
採用内定意向照会などを経て内定
採用原則として翌年4月1日(令和8年度の試験なら令和9年4月1日)

名簿の有効期間は1年です。希望勤務地や欠員の状況によっては、有効期間内に推薦されない場合もあると公式に書かれています。

『採用は4月なら、それまで何をして待てばいいの?』と気になる方もいますよね。

推薦や意向照会の連絡は、裁判所から届きます。連絡先のメールアドレスや電話番号が変わった時は、案内に沿って早めに伝えておきましょう。

採用までの流れは裁判所事務官の採用で詳しく書いています。

試験の日程が分かったら、次は試験日から逆算して勉強の予定を立てる番です。自分だけで予定を管理するのが不安な方は、公務員講座の資料を取り寄せて、スケジュールの組み方を比べてみるのも1つの方法です。

裁判所事務官ガイド

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法律科目をゼロから学ぶ、論文を添削してもらう、面接の練習をする。独学で不安な部分だけでも講座を使うと準備が進めやすくなります。まずは資料請求で、コースの内容と受講スタイルを確かめてみましょう。

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裁判所事務官の試験日でよくある相談

受験生からよく寄せられる相談を、公式の情報で答えられる範囲で紹介します。

相談1 最終合格した後、どの裁判所にも採用されないことはある?

『最終合格すれば、どこかには採用されるのでは』という相談は、とても多く読まれています。

結論から言うと、ありえます。公式のQ&Aでは、希望勤務地や欠員の状況によっては、名簿の有効期間内に推薦(採用)されない場合があると説明されています。

欠員の状況によっては、本人の意向を確認したうえで、第一希望以外の勤務地に推薦されることもあります。最終合格の後も、届く連絡にはこまめに目を通しておきましょう。

相談2 面接の日程はどう決まる?変更はできる?

『人物試験の日がほかの予定とぶつかったらどうしよう』という不安の声もあります。

人物試験は、令和8年度の一般職(大卒程度区分)なら6月8日(月)から7月3日(金)の期間に行われました。面接日の決まり方や変更の可否は、受験案内や届いた案内で確認してください。

困った時は、自分で判断せずに、案内に書かれた連絡先へ早めに問い合わせるのが安心です。

相談3 市役所と裁判所事務官の二次試験が同じ日になってしまった

『両方とも一次に受かったのに、二次が同じ日』という相談です。

日程が重なった時に変更できるかは、それぞれの試験の案内で確かめるしかありません。まずは両方の案内を読み、変更の手続きがあるかを確認しましょう。

そのうえで、どちらで働きたいかをあらためて考えてみてください。裁判所事務官の仕事の中身は裁判所事務官の仕事内容で詳しく書いています。

相談4 国家一般職の発表日と、裁判所事務官の人物試験の日が重なった

『国家一般職の1次合格発表の日に、裁判所の面接がある』という相談です。

合格発表の確かめ方は試験ごとに違うので、まずは国家一般職の受験案内で確認しておきましょう。発表を見るためにどこかへ出向く必要がなければ、面接と同じ日でも両立しやすくなります。

どちらの試験も、案内に書かれた日時と場所を最優先に、移動の時間に余裕を持たせて予定を組んでみてください。

よくある質問

裁判所事務官の試験日はいつですか?

令和8年度の受験案内では、一般職(大卒程度区分)と総合職の第1次試験が5月9日(土)、一般職(高卒者区分)の第1次試験が9月13日(日)でした。日程は毎年変わるので、最新は公式の受験案内で確認してください。

裁判所事務官の出願は郵送でもできますか?

できません。申込みはインターネットのみで、事前登録と申込受付の2段階です。事前登録だけでは申込みは終わっていません。

官庁訪問のような手続きは必要ですか?

公式のQ&Aでは、官庁訪問のような訪問は不要と説明されています。

申込みの後に試験地を変えられますか?

変えられません。試験の種類、特例希望の有無、希望する高等裁判所、試験地は、申込みの後に変更できません。

まとめ

この記事の要点
  • 令和8年度の大卒程度と総合職の第1次試験は5月9日(土)、高卒者区分は9月13日(日)
  • 出願はインターネットのみで、事前登録と申込受付の2段階
  • 申込後は試験の種類・特例希望・希望する高裁・試験地を変えられない
  • 顔写真の期限と受験票の保存まで、節目ごとのやることを決めておく
  • 日程は毎年変わるので、最新は公式の受験案内で確認する
裁判所事務官ガイド

裁判所事務官ガイド 編集部

裁判所事務官の仕事内容・なり方・採用試験の日程や科目・倍率、書記官へのキャリア、勉強法と講座の選び方を、裁判所の公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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